大C15・昭和42年卒/TMI総合法律事務所大阪オフィス弁護士
大水勇

 私は、平成30年(2018年)10月20日の咲耶会総会で咲耶会会長に選出されました。今回は、ご承知のとおり少德会長が病気になったため退任されることになり、急遽副会長を務めていました私が耶会会長を引き継いだものです。

 私は、大阪外国語大学中国語科を昭和42年に卒業(大C15)し、その後昭和51年11月に司法試験に合格し、昭和54年4月より現在まで弁護士をやっております。その間平成15年度大阪弁護士会副会長をつとめました。現役の弁護士です。

 ところで同窓が活躍している世界を見ると平成の時代には、世界はグローバル化に向けて走っていましたが、令和の時代に入り、グローバル化に陰りが出ています。イギリスのEUからの離脱或いはアメリカが推し進める自国中心主義或いは米中貿易戦争が今後どのようになるかは、予測もできません。このような事柄により同窓も大きく影響を受けることになるのではないかと思っています。

 国内でも世代間の認識の違いが大きくなっています。咲耶会においても世代間で異なっています。

 こんな時代に同窓会である咲耶会は、どうあるべきでしょうか。私は、同窓会の原点に返るべきであると思っています。

 咲耶会は、会員数2万人を超える同窓会です。世代を超え、男女の割合のも変化があります。しかし根本的には、大学で外国語を学んで卒業したという一点で結びついたボランテイア団体です。各自の自発的意思に基づく自発的活動が基本です。

 会員各自の自発的活動が前提である同窓会であれば、「集まりは、楽しく、次回も参加しよう」と思える咲耶会でなければなりません。さらに同窓として気軽に集まることができること、支部にこだわらず職場ごと或いは卒業年度ごと等多様な活動をできるようにすることが必要であると思います。

 私は、このような見方を原点にして活動してゆこうと思っています。

 ところで咲耶会が現在抱えている課題は、少德前会長が「咲耶」29号に書かれているとおりです。即ち少德前会長は、池田会長から咲耶会会長を引き継いでから、年会費制の導入を行い、入会金に頼る従来の財務方針を変更し、プライマリーバランスの達成即ち年度収入で年度支出を賄うという健全な同窓会に復帰させようとたいへんな努力をされ、目標に極めて近づいております。これは、少德前会長が成し遂げた成果です。少德前会長には、相談役として今後もお知恵を借りたいと思っています。

 他方近年は、外国語学部の卒業生の咲耶会入会者は、きわめて少なく、このままでは咲耶会は、徐々に会員が減少して同窓会組織としての正当性に疑問が持たれる状態になりかねない危険に直面しており、入会制度の再検討等を行う必要があります。

 これら各種の問題は、今後咲耶会の内部で慎重に検討していかなければならない課題です。

 来る2021年は、二つの大きな事業が計画されています。

 一つは、2021年には、大阪大学創立90周年、大阪外国語大学創立100周年を迎えます。二つ目は、2021年には、外国語学部が箕面の新キャンパスに移転します。10階建の1階に「大阪外国語大学記念ホール」が開設されます。「大阪外国語大学」という名前が阪大の中に残ることになります。

 これらの二つの事業と共に各種記念事業が計画され、このための募金活動が行われています。会員の皆様には、この募金に協力してくださるようお願いします。

  最後に会員の皆様が咲耶会の活動に対し、今後ともにご支援、ご協力をしていただくようお願いいたします。