渡邉克昭氏著「楽園に死す」 が、日本アメリカ文学会賞を受賞!
大阪大学出版会より昨年出版された渡邉克昭さん(大E29/英語科・1981年卒/現・阪大言語文化研究科 教授)の著書『楽園に死す-アメリカ的想像力と〈死〉のアポリア』が、このたび第2回日本アメリカ文学会賞を受賞されました。(2017.10.14)
概要
自由と幸福を追求する「楽園」アメリカにおいて、小説家たちは〈死〉のアポリアにどのように向き合ってきたのか。現代アメリカ文学を代表するへミングウェイ、ベロー、バース、パワーズ、エリクソン、デリーロに焦点を絞り、デリダやドゥルーズを援用しつつ、「郵便空間」としてのアメリカを分析する。ポストモダン・アメリカ文学と最後のフロンティア〈死〉が織りなすエクリチュールの饗宴。
渡邉克昭著『楽園に死す-アメリカ的想像力と〈死〉のアポリア』大阪大学出版会 (2016.1.29、A5版、546ページ、定価7100円+税 ISBN978-4-87259-509-3 C3097)
渡邉克昭さん:大阪外国語大学英語学科卒、大阪大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪大学博士(言語文化学)。現在、大阪大学言語文化研究科ヨーロッパ・アメリカI講座教授(アメリカ文学・文化)