「大樹の下で」寄贈者の中島裕司氏(デンマーク語1976年卒)に感謝状を贈呈

 9月22日(木)、新キャンパス1Fエントランスホールの黒壁に飾られた絵画作品の寄贈に対し、竹村景子学部長から感謝状が贈呈されました。箕面新キャンパス開学のお祝いにと、卒業生で画家の中島裕司氏から寄贈された作品です。東大寺大仏殿を背景に古都の風景を描いた「大樹の下で」という油彩画で、100号の大作です。1階エントランスホールのピアノコーナーの壁に飾られています。「東大寺の大仏殿を遠景に入れましたが、日本の象徴的な景観であり、留学生は日本を、日本人は大和心を大切にしてほしい」との作者の言葉どおり、留学生や海外からの訪問者の多い外国語学部学舎の正面玄関を飾るにふさわしい作品です。学生たちには、横に置かれた「みんなのピアノ」とともに、心休まる憩いの場、友人との楽しい交流の場となっているようです。

 作者の中島氏については、本年9月発行の会報『咲耶』33号でもご紹介、東京支部発行の「東京支部便り」No.49 の表紙を飾っているのもこの作品です。

(作品の左横が中島氏、右が竹村外国語学部長、その隣が人文学研究科外国学専攻長山根教授、左端は咲耶会の井上副会長)

【中島裕司(ナカジマ ヒロシ)氏・略歴】

大阪生まれ
大阪外国語大学(現・大阪大学)デンマーク語学科1976年卒業
大阪市立大学(現・大阪公立大学)卒業
大阪芸術大学大学院後期博士課程修了・博士(芸術制作)
大阪芸術大学非常勤講師
日本美術家連盟会員・国際美術家連盟会員
国指定有形登録文化財蟻通神社本殿の板絵を制作・絵馬原画制作
耳原総合病院付設交流ゾーンの大壁画制作
『アートって何だろう』(保育社)が児童福祉文化賞 厚労省特別推薦図書受賞
大阪日日新聞絵画紀行連載

■受賞歴■ 

第16回、第22回、第23回、第24回コレ選展グランプリ賞4度受賞
その他ル・サロンや独立展等公募展やコンクール入選・受賞歴多数

■展覧会■

台湾・国立國父紀念館やヨーロッパ各国での個展グループ展含め国内外展覧会多数。