「映画字幕翻訳講座2011」 in 大阪大学箕面キャンパス が開催されました
去る11月8日(火)、箕面キャンパスの外国学図書館4階 AVホールにて、
「映画字幕翻訳講座2011 in 大阪大学箕面キャンパス」というセミナーが行われました。
3D映画の登場や、インターネットを通じた映像配信など、ここ数年で、映画を巡る環境は大きく変わってきました。
日本に紹介される海外作品を日本語に翻訳する機会も増えてきており、映像にまつわる翻訳への関心が高まってきています。
このセミナーは、そんな時代の流れを受け、
学生だけでなく、広く一般の方も対象に、映画字幕の最前線で活躍される方を講師に迎えて、「映画字幕とは」を知ってもらおうというものです。
講師の、字幕翻訳家の鈴木真理子さんと、字幕翻訳プロデューサーの堀三郎さんは、デジタル化された現在の字幕がどのように翻訳され、映像に載せられるか、を豊富な実例を挙げながら話され、鈴木さんが手がけられた実際の字幕台本が、資料として配布されました。
この催しは2年前まで豊中キャンパスで行われていましたが、「翻訳ならやはり外国語学部で」と、箕面で行われることになったもの。
昨年、定員70人の部屋を用意したら、100名ほども来場者でぎっしり満員となり、今年は、「詰めれば170人」入るAVホールで、ということになったそうです。
それでも当日は、遠く明石市や甲賀市からも来られたという一般の方41人を含め、ホールはぎっしり満員。
関西ではあまりないイベントであること、外国語学部だけに、翻訳に興味を持っている人が多いことが、参加者の多さにつながっているようでした。
この催しは、
・大阪大学大学院言語文化研究科
・大阪大学外国学図書館
・大阪アジアン映画祭実行委員会
の共催で行われました。