咲耶会の”持続的発展に向けて”

咲耶会の“持続的発展に向けて”
-危機に向かう咲耶会の財務-

1.設立の背景

– 新入学生(在校生も含む)の同窓会活動への参加・興味等の低下
– 大阪大学・大阪外国語大学統合後、大学事務局が新入生への入学案内に同窓会案内を同封していない。このため、咲耶会は入会案内を独自に発送し入学を勧誘するため、入会率が激減 (90%から30%)
– 個人情報保護法の実施以降、新入生のアドレス等を大学事務局より入手することが不可となり、新入生への入会勧誘活動が著しく支障をきたしている。
– この結果、会費収入が減少し、積立金会計より平成21年度の決算5,000,000円、平成21年度予算では4,000,000円を取り崩しており、今後さらに厳しい見通しとなっており、今後10年プラスで積立金が枯渇するリスクがある。

2.財務・特別委員会設立

咲耶会の危機的な財務内容に鑑み、咲耶会の持続的発展可能な財務基盤確保を目的として、収入増・支出減を検討し、咲耶会・幹事会に提案するため、平成20年(2009年)に設立された。

3.提案した内容

池田修会長以下11名の構成メンバーで議論を重ね、昨年11月6日(土)に開催された平成22年度総会で承認された提案は下記の通り。

3-1 収入増のため会則および付則の改訂および改訂の主旨徹底のための広報

  1. 現行の終身会費制度を廃止し、新しい入会金制度を設定する。在学生の入会金は25,000円(但し卒業後の入会金は50,000円)とする。すでに終身会費を支払っている会員には新たに入会金の支払いは求めない。
  2. 年会費制度を新規導入し、年会費3,000円とする。
  3. 但し在学生と卒業後5年以内の会員は年会費を免除する。
  4. 会報“咲耶”を会員に配布時に実施していた“賛助金のお願い”は継続する。
  5. 咲耶会の今後の財政状況を考慮し、中期ベースで新たに会員による寄付金制度の導入を検討する。
  6. 実施時期は2012年4月1日とし、この間改訂の主旨を会員および入会を見込む新入生および在学生・卒業生の理解と支持を得るため広報活動を強化する。

3-2 会報“咲耶”と咲耶会のHPを充実させ、新入生・在校生へ咲耶会の広報を行う

  1. 咲耶会の活動の中で、新入学生・在学生にベネフィットになる内容を紹介する。(海外留学支援プログラム、就職支援プログラム、キャリア形成のための寄付授業、語劇祭助成 等)
  2. 卒業生の就職先や社会で活躍されている方々の紹介や、投稿記事を掲載する。これに合わせて就職活動に役立つ情報の提供も検討する。
  3. 会報“咲耶”に名誉会長および会長連名による入会勧誘書状を同封し、新入学生および又は卒業生(卒業時)に無料配布をする。同時に咲耶会の会員名簿の無料配布も合わせて検討する。

3-3 大阪大学・事務当局へ働きかけ協力を要請

  1. 大阪大学・大阪外国語大学の統合に伴い、実現していない大学の入学案内に咲耶会入会案内を同封する件を他の学部の同窓会と、又、同窓会連合会を通じて、大学事務当局に働きかけ、同窓会案内の大学入学案内への同封の実現をはかる。

3-4 大学教職員との連携強化

  1. 大学との連携を強化し、大学・教職員の協力を得て、新入学生に対して、入学式や語専攻オリエンテーションにて咲耶会への加入勧誘を強化する。又、入学式、いちょう祭等で新入学生の保護者に直接書類配布し、同時に郵便による書類発送を行い、加入を働きかける。

3-5 支部等との連携強化

  1. 咲耶会支部(海外支部も含む)および語科別同窓会との連携強化により、新入学生・在学生、および卒業生に加入勧誘を行う。

3-6 会報“咲耶”の広告収入を新たに検討する

  1. 卒業生で企業等で活躍されている先輩会員に依頼し、会報“咲耶”への広告・出稿を依頼する。

3-7 会報“咲耶”の支出削減を行う

  1. 会報“咲耶”は、現在22,000部送付しているが、うち500部~800部が受け取り人不詳等で戻ってくる。この発送方法及び部数について検討する。
  2. 年会費を一定期間未納入者には、会報“咲耶”の送付時、年会費の納入を再度要請する。

4.お願い

会員の皆様には、咲耶会の置かれた厳しい財務状況をご理解いただき、機会があれば、又は機会を見つけ、未加入の新入生・在校生および卒業生に参加を勧誘頂きたく、又、併せて新しい入会金および年会費制度にご支援ご協力を賜りたくお願い申し上げます。