令和7年度咲耶会(大阪外国語大学・大阪大学外国語学部同窓会)名古屋支部総会のご案内

令和7年度咲耶会(大阪外国語大学・大阪大学外国語学部同窓会)

名古屋支部総会のご案内

 

日時:令和7年6月14日(土)12:00~14:00

   受付開始:11:30~

会場:ホテル ルブラ王山 2F 葵

   名古屋市千種区覚王山通8-18

   TEL(052)762-3151

(地下鉄東山線池下駅2番出口、覚王山方面へ徒歩5分)

会費:5,000円(和洋弁当と飲み物)

会次第

12:00~13:00:総会(食事)

13:00~13:10:休憩

13:10~14:00:特別講演

講師:吉田春生氏(大D18、ドイツ語科 1970年卒)

演題:村上春樹のこと、出版事情のこと 

内容:講演の前半では2023年に出版した『村上春樹の現在地 『街とその不確かな壁』まで』をもとに村上春樹の作品がどのように変わってきたかを紹介。

 分かりやすかった『ノルウエイの森』(1987年)に比べると『海辺のカフカ』(2002年)では不可解な場面や暴力的な場面が極めて多くなった。その傾向はすでに『ねじまき鳥クロニクル』(1994年~1995年)でも出ていて、伏線が回収されない作風に疑問を呈する人も多かった。『海辺のカフカ』ではその傾向がより強くなり、文学的な評価が分かれることになった。『1Q84』(2009年)では主人公がスポーツジムでマーシャルアーツ系のクラスを担当する一方で、女殺し屋としても活動するという設定でエンターテインメント性が強くなっていた。こうした変化がなぜ起きているのか、最新作の『街とその不確かな壁』(2023年)ではどうなっているのかを解説。

 後半ではベストセラー事情というのではない出版事情、つまり自費出版や大学教員の出版助成金制度など、紙媒体での出版が困難な状況などを体験に沿って説明する。

 

講師プロフィール:1947年、名古屋市生まれ。外大卒業後、(株)日本交通公社(現:JTB)入社、約20年間勤務。専門学校の非常勤講師を経て、2000年より鹿児島国際大学専任教員(観光論担当)、2016年に経済学部教授で定年退職。その間、生涯学習センター長、付属図書館長を併任。現在は名古屋市在住。

著作に『村上春樹の現在地 『街とその不確かな壁』まで』『村上春樹、転換する』『開高健 旅と表現者』(彩流社)、『ツアー事故はなぜ起こるのか』(平凡社新書)、『パッケージツアーの文化誌』(草思社)他がある。

因みに、吉田氏には2016年に演題「観光立国の現在」で一度講演をして頂いています。

 

尚、6月14日付けで名古屋支部と岐阜支部の統合を予定しています。

宜しくお願い致します。

 

「愛知県、岐阜県、三重県の方、ご参加ください。」

参加申込みは5月20日までに!下記のTel/Fax/メールで

お申込み・お問合せ:咲耶会名古屋支部長 白岩 修まで

Tel/Fax 052-806-7873  携帯:090-4865-8172

メール:shiraiwa1123@yahoo.co.jp