卒業生による著書の紹介「シニアの退屈日記」

千田 享氏(フランス語・1962年卒)の著書を紹介いたします。

シニアの退屈日記—日々を強く生きるために (文芸社セレクション)

出版社 :文芸社
発売日 : 2024/2/1
価格  :880円(税込)
文庫   :300ページ
ISBN-13 : 978-4286242774

本書は元気をなくしている日本、特にシニアに宛てたエールを含
むエッセーです。
内容は政治、文化、思想、社会等についての論評ですが、日記の中から
注目するテーマを取り上げたもので、肩の凝るものではありません。
大学のフランス会の集りや、グリークラブ90周年記念演奏会などに
ついても書いています。ご参考までに、出版社の書評を添付します。
千田 享

シニアの退屈日記ー日々を強くいきるために

退屈を追い返すシニア、85歳の 自由奔放で卓抜なエッセー。
著者の日記から記憶に残るテーマを書いた9章44節。そこに
含む数々のメッセージは読者の思考を呼び、元気を与えるだろう。

「引退者の居場所」からはじまって「シニアって何だ?」、
「死んだら終わりか?」、「隣国とうま くやるために」、
「プーチンの修身」、「不条理の世界」、「海外協力の現場」、
「生活の楽しみ」等々、社会、政治、文化、生活などを手当たり
次第に論評。

しがらみを離れ自由になった退職者は、今こそ、その経験と知恵を
社会に活かし、充実した人生を送ろうという、次世代のシニアへの
エールもある。

ビジネスマンから国際公務員、退職後の海外ボランティアと、国内、
海外のいろいろな場所と立場で活躍した著者の、広い経験からくる
発想と分析が刺激的で面白い。
あちこち飛ぶ話題は、シニアに限らず若い世代の関心も惹くだろう。

(文芸社書評)
千田 享:
1938年、滋賀県生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。
ビジネスマンとして18年間、貿易、エンジニアリングなど各種業界
で働いた後、国連に転進。専門機関WHO代表行政官として、世界各地
で16年間働く。
著書に、国際機関を描いた小説『サイクロン・自然の断罪』(双葉社出版賞)、
国連大学協賛論文「国連改革と日本の役割」(佐藤栄作記念財団賞)などがある。