2015年鵬翼会「錦秋の夕べの集い」開催のご案内
大阪大学・大阪外国語大学 中国語同窓会「鵬翼会」は、下記の通り恒例の「錦秋の夕べの集い」を開催します。
お誘い合わせご参加いただくようご案内致します。
今回は東京大学大学院准教授の阿古智子先生(大阪外国語大学中国語1994年卒)に「世界最大の独裁国家、中国の人々が描く夢」をと題して講演をお願いしました。阿古先生は、NHKのクローズアップ現代にも出演されている著名な同窓です。興味深い話をご期待ください。
日 時:
2015年11月13日(金)18:30~ (受付18:00~)
場 所:
中華料理「錦城閣」(大阪キャッスルホテル3階)
大阪市中央区天満橋京町1番1号 (電話 06-6941-2185)
交 通:
京阪電車又は、地下鉄谷町線天満橋駅すぐ
(出口は地下鉄が2番出口、京阪電車は11番、12番出口が便利)
参加費:
≪卒業生≫ 一人7,000円(夫婦の場合、お二人で10,000円)
≪在学生≫ 一人2,000円
≪外国からの留学生≫ 一人1,000円
申込み:
出席ご希望の方は、10月31日(金)までにwebmaster@houyokukai.com
へ、参加申込みの旨と氏名、卒業年、連絡先、近況等をお知らせ下さい。
お支払:
10月31日(金)までにお振込、または当日払いでお願いいたします。
≪お振込先:りそな銀行 南森町支店≫
普通預金 0057849番 名義 鵬翼会 会長 大水勇
(ホウヨクカイ カイチョウ オオミズイサム)
≪キャンセルについて≫
申し込まれて当日キャンセルの場合は、後日ご請求させて頂きますので、ご了承下さい。
≪お問合せ先≫
webmaster@houyokukai.com
≪講師略歴≫阿古智子先生
東京大学大学院准教授。大阪府出身。1994年大阪外国語大学中国語学科卒業。名古屋大学大学院(修士)、香港大学大学院(博士)卒業。早稲田大学准教授を経て現職。
現代中国の社会変動が研究テーマ。著書に「貧者を喰らう国(増補新版)」(新潮選書)など。NHK クローズアップ現代で「多発する中国の幼児誘拐」、NHK視点論点「農村と都市 の格差問題」などテレビ・ラジオにも出演、2015年 大手メディアと識者が選ぶ 「日本を代表する女性120人」(文芸春秋 3月号)に登場した。
講演要旨≪講演要旨≫「世界最大の独裁国家、中国の人々が描く夢」
今年広東省で出会った労働者の権利擁護に奔走する活動家は、「中国が変わらないのは、民が権力を崇拝するからだ」と私に話しました。中国社会を巨大な池=便所に例えた中国人は、「中国人は汚れてもお構いなしに池を使ってきたが、このままの状態が続けば、みんな生き延びることはできないと言って立ち上がってくれる人を求めている」と述べました。
中国の人々が制度や法にではなく、人に頼る傾向があるのはなぜなのでしょうか。汚れた便所を率先してきれいにしようという人はいないのでしょうか。掃除をしても、後の人が汚せば、また元に戻ると考えているのでしょうか。
中国政府は「反腐敗」キャンペーンを進め、情報・思想統制を強化することで、社会の安定を維持しようとしています。しかし、共産党が奏でる「主旋律」は少なからぬ人にとって耳障りな音を発するようになっています。中国はいったい、どのような国になろうとしているのでしょうか。
中国の人々は不安を抱えながらも、エネルギッシュに自由と人間らしさを求め、心のよりどころを探しています。世界最大の独裁国家である中国という国、そして、そこで暮らす人々は、未来に向けてどのような夢を抱いているのでしょうか。